はじめに

幼少期の記憶といえば、洋裁をする母、
絵を描く父の姿が浮かびます。

私自身も、長年物作りや飲食店、接客業を経て、何かを生みだすことに携わってきました。

 

情報に溢れ、時間に追われる日々の中、
金継ぎに巡り合いました。

私にとって、深呼吸をして空気を味わう時間。

加速気味な自分をグッと引き戻し、一歩一歩、地に足をつける。そんな感覚なのです。

 

 本漆を使った伝統工芸と聞くと、少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、

壊れてしまった大切な物を修復するだけでなく、新しい「景色」と「命」を生みだすことができます。

 

私が夢中になった金継ぎを、
皆様と一緒に楽しめたら幸いです。

 

野村 友里

金継ぎと氷菓子

本漆を使用した金継ぎをお教えしながらご自身で修繕していただく「お教室」と

お預かりして修繕させていただく「お直し」をおこなっています。

教室の最後には旬の素材を使った季節ごとの「氷菓子」をお出ししていますので

ぜひゆったりとした時間をお楽しみください。(御予約制)

 

それぞれの詳細は各メニューより、ご予約はお問い合わせかSNSのDMにて。

毎月のスケジュールや氷菓子の内容など、最新情報もインスタグラムで更新しています。 

女将

大阪府出身。小学生の男の子の母。

短大卒業後に、母校の陶芸の授業の助手を6年間務める。窯から割れて出てきた器を簡易金継ぎで修復したのが始まりでした。

 

2015年に三浦半島の最南端、三浦三崎に夫婦で手打ちうどんのお店を開業。開業時、母から送られた大切な器が割れ、甦らせたいと思いから独学で本漆での金継ぎを始める。

 

その後技術習熟の為、葉山と鎌倉の金継ぎ教室に通う。鎌倉の金継ぎ作家大脇京子師の『金継ぎGoldenJoinery講師養成プログラム』を修了後、金継ぎのお教室を開講。

 

毎日の楽しみは、夕食を作りながら飲む1杯と、夕方に息子と行く散歩。